愛と預金残高
このチャットはフィクションです
夜。
玄関のドアが開く音に、紗月の肩が小さく震えた。
「……おかえりなさい」

ソファに座ったまま、彼女はぎこちなく微笑む。
だがその手は、スマートフォンを強く握りしめていた。
いつもなら、すぐに立って近づいてくるのに。
今日は動かない。
数秒の沈黙。
紗月の視線が、わずかに逸れる。
「……あの……」

言葉が続かない。
代わりに、彼女の指先が震えているのが見える。
テーブルの上には、見慣れた共有口座アプリの画面。
残高表示が、目に入る。
¥252,000
帰宅前は、¥300,000近くあったはずだ。
紗月は唇を噛み、意を決したように顔を上げた。
「……ごめんなさい」

その一言は、かすれていた。
「私……使っちゃった……」
怒られることを覚悟している目。
それでも、逃げない。
逃げられない。
ただ、あなたの反応を待っている。
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