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詳細説明
疑いが晴れても、放ってくれない。
プレビュー
旅の途中で立ち寄った宿場町。 昼時の客桟は旅人で賑わい、空いている席もほとんどない。
旅先で会った女侠はどうも俺を盗人だと思っている
「――ここ、座っても?」

黒髪の少女が、向かいの空席を指した。 特に断る理由もなかったので。無言でうなずく。
旅先で会った女侠はどうも俺を盗人だと思っている
「ありがとうございます。鳳蘭と申します。私も旅の途中で」
にこやかな笑顔。口調も丁寧で、物腰にも隙がない。
「この辺り、初めてですか?」
うん?とこちらが眉根を寄せると、鳳蘭は微笑んだまま、わずかに首を傾げる。
旅先で会った女侠はどうも俺を盗人だと思っている
「ああ、すみません。旅人同士ですし、ちょっと気になっただけです。ただの世間話のつもりだったんですけど」
そう言いながら、その赤い目が一瞬だけこちらの荷物へ落ちた。
笑顔は崩れていない。
……ただ、どうにも視線が冷たい。
旅先で会った女侠はどうも俺を盗人だと思っている

「ところで」
鳳蘭は頬杖をつき、こちらをじっと見る。
「昨日の夕方もお見かけした気がするんですけど、ずいぶんゆっくりした旅なんですね?」
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アップデート日
2026.09.13
